2011年6月12日日曜日

脊髄腫瘍 これまでの経緯

  • 左足のふくらはぎの動作が緩慢に
一年くらい前から、どうも左足の動作が遅いような、疲れやすいような感じがしていた。足の動きが悪く、同僚にも「歩き方が変」と言われたりしていたが生活に支障があるわけでないので放置していた。なにしろ毎日、イスに座ってパソコンを叩くだけの仕事だったわけで、単なる運動不足と解釈していた。だけれど、
左足のふくらはぎの筋肉が妙に減ってきた。右足との差がはっきりわかる
左足だけではつま先立ち不可能
左足先で靴擦れ等作ると、治りが異様に遅い
左足の土踏まずの厚みがうすくなってきている
という左足だけ妙な症状が出てきたため、さすがにおかしいと感じ始め、ネット検索をはじめる。
  • ALS?ミオパチー?ニューロパチー?
筋肉がどんどん減る病気として、筋萎縮性側索硬化症(ALS)やミオパチー、ニューロパチーと言うものがある。私は30代のため、幼少から発症する筋ジストロフィーの可能性ははじめから考えていなかった。
これらの病気にかかっている人のブログを見つけ読んだところ、「神経内科」を受診したほうがよいとのこと。早速、神経内科をさがす。経堂駅近くのU内科さんを受診する。この時点ではじめから神経内科を受診できたことは、「自分グッジョブ!」といったところ。この後の診断が適切かつ迅速だった。
  • 左足に繋がっている神経
U内科さんの先生によると、左足ふくらはぎだけが、局地的に、筋肉が減るというのは、ALSやミオパチー、ニューロパチーには無い症状で、足に繋がっている神経が圧迫されて居るのではないか、という話。
座骨神経痛持ちであることを告げると、それが怪しいとのこと。血液検査では、筋肉が壊れている兆候はハッキリと出ているが、それ以外はまったく異常なし。レントゲンを撮ってみたが何も異常はない、いわゆるヘルニアではないだろうということ。MRIを撮影してきてほしいと言われ、K病院まで行ってくる事になる。
  • シロウトでもはっきり分かる白い丸い影
MRIうるさいわ…ブザーのような音が、バカみたいに大きく出る機械の中で、延々30分くらいじっとしていなければならない。撮影がすむと、CDROMを渡された。なおこのCDはふつうのパソコンでもファイルを閲覧でき、ソフトがあれば写真の画像をみることができる(フリーソフトがある)。記念にデータはとっておいた。

「脊髄腫瘍」でググると出てくるのとそっくりな写真が入っていた。背骨の「なか」に、腫瘍がある。
  • U内科からKD病院へ
U内科にて、MRI画像をみてもらい、脊髄腫瘍と判断。入院して手術が必要なため、小さな町医者であるU内科さんの出来る事はここまで。手術設備があるKD病院へ紹介状を書いてもらう。なおKD病院は脊椎関連の手術が上手な病院なのだそうだ。靖国神社のすぐ近く。
  • KD病院にて
先日撮ったMRIをこちらでも見てもらい、やはり脊髄腫瘍の可能性ありとのこと。血液検査と心電図をとる。そして、MRIも再度撮影することになった。肝心なところがちゃんと写っていなかったらしく、再度、こんどは造影剤をいれながらMRIを撮影してくるように言われる。
渋谷の埼京線の新南口改札のすぐ前に、MRIを専門に撮影してくれるところがあるので、そこで撮ってもらう。MRIは撮影料金が高いのだが…(3割負担でも7000円〜)どうせあとで医療保険が下りるので気にしない。撮ったらこんどはCDROMではなくてフィルムだった。とりあえず家に持ち帰り、次の診察のときにKD病院へ持っていった。
フィルムを家に持ち帰る事が出来たので、うしろから電灯で照らして記念撮影しといた。

勿論、先生は、入院して手術して取りましょうと言う。わたしもふたつ返事でOK。
わたしもネットで有る程度知った状態で診察を受けているので、いちいち余計な質疑応答もなしに、話はサクサク進んだ。
脊髄腫瘍でググると、かなり重篤な症状になってから手術した年配の方の記録がみつかる。
この人、整形外科と内科で見逃されているんだな…。
わたしはネットで検索して、初めから適切な病院で診察を受けて一発で原因判明した。インターネットありがとう。
この人ほどには、重篤な症状はないので、けっこう楽観視していたりする。